まったくのノーメイクでご来店されたお客様です。
うかがってみると、ご病気をされて入院してから、スキンケアもメイクもする気持ちがなくなってしまったとのこと。
確かに、肌色もくすみがちでファンデーションも塗っていらっしゃらなく、何よりも暗い表情です。
それでも、退院され、せっかく街に出てきたのだからと、ソフィーナコーナーにお立ち寄りくださったのです。
そこには、キレイになりたいという気持ちがきっとあるからだと思いました。
ご病気を克服され、これからまた新しい一歩を踏み出したそのお客様に、何かして差し上げたい。
そんな気持ちで、お肌の診断をし、今お肌にとって必要なお手入れは何かを一つずつお話しした後、
メイクアップまでトータルでさせていだききました。
最初は、「そんなにしていただかなくてもいいわ」と、消極的だったのですが、
スキンケア、ファンデーションと進んでいくうちに、お顔の色がみるみる変わっていったのです。
そして、メイクまで仕上がったあと、にっこりしてこうおっしゃられました。
「ここに来てよかったわ。ずっと鏡を見るのが嫌でこのままずっと生きていくのかなと思っていたのよ。でも、こんなに変わるならお手入れやメイクもまた始めようかしら。自分で言うのはおかしいけれど綺麗になれた気がするわ。本当にありがとう。」
メイクできれいになっただけでない、気持ちの輝きが表情にあらわれていました。
お客様のこれからの人生に少しでも花を添えて差し上げられたようで、
私も、涙が出るほどうれしくなってしまいました。
キレイになるお手伝いをすることで、その方の気持ちまで変えてしまうこともできる。
ビューティアドバイザーは、とっても素敵な仕事だと、あらためて感じました。

