コロナ禍での生活も早3年。アフターコロナに向けて、マスク生活の中でもユーザーの生活に変化が起こってきました。新たに生じた悩みやニーズに応えるため、プリマヴィスタが目指したのはベースメイクの“革新的な1本完成アイテム”。待望の新商品『ジャストワン フィニッシュ』を開発した研究員に話を伺いました。
最近では、外出先などで少しずつマスクを着脱する機会が増えました。そんな中、マスクについた「メイク汚れ」や、こすれによる「メイクの取れ」に不満を感じているユーザーが増えています。そこで、高いカバー力とマスクにつかない、持続性のあるベースメイクが、本当に1本だけで完成する“革新的なアイテム”の開発を目指し、プロジェクトを担当することになりました。
初めて担当する商品ということもあり、最初は大変さを理解していませんでしたが、開発に着手してすぐ、「難題を任された」ことを認識しました(笑)。「ハイカバーなのに、取れにくい」という性能を、“マスク”を起点に開発したベースメイクは、プリマヴィスタとして「前例のない」もので、まさにコロナ禍から始まった研究でした。そのため、他のチームと情報交換をしながら様々な処方を検討。何百回も試作品を作っては、自分の顔に塗って試し、モニター調査を行う。そうして完成したのが「パウダリーチェンジ処方」でした。
ところが、「予定していた容器が使えない」という想定外の壁にぶつかりました。新たな性能を実現させるため“攻めた処方”にした結果、剤の質感と容器が適合しなかったのです。容器の再検討と並行して、2年以上かけて完成させた処方も見直すことに…。何が悪いのか、手立てはあるのか、何度も挫折しかけました。最終的には、適合する容器と部材を見つけることができ、処方を変えずに商品化できることになりました。発売できるか本当に不安でしたが、じわじわと「頑張って良かった」という喜びが湧いてきました。
遠回りをしましたが、たくさんの人の支えと協力で完成させることができました。1本で、手間をかけたような美しい仕上がりと、マスクでも取れにくい持続性能をぜひご体感ください。一人でも多くのお客様に、「毎日のメイクが楽しい」「もう手放せない!」という感動をお届けすることができたら嬉しいです。