マスク生活が常態化する中で、ベースメイクのニーズも多様化しました。化粧下地とおしろいだけでベースメイクをすませるユーザーの声をとらえ、“くずさない”プリマから誕生した『ポアレスフィクサー』。新たな持続技術を開発し、「持久型」フェイスパウダーを実現した研究員に、当時の想いやこだわりを伺いました。
ベースメイクの仕上げとして使うだけではなく、ファンデーションの代わりに使うなど、“おしろい”の使われ方や優先度が変化している一方で、花王の商品の中には、「カバー力」と「持続性」の両方を兼ね揃えた製品は少ないのではないかと感じていました。そこでプリマが目指したのは、ベースメイクの主役を担える「持久型」のフェイスパウダーです。様々な肌悩みとニーズにきめ細かく寄り添い、毛穴の目立たない“ポアレスな肌*”と“くずれにくい”という持続性を叶えることが、私たち研究チームのミッションでした。
おしろいは、柔らかいパフなどで塗布するため、「肌に密着しづらい」性質があります。そのため、化粧下地とは違う“フェイスパウダーならでは”の持続技術を一から新たに開発することが必要でした。そこで、「高い密着性」と「皮脂の吸着」に着目し、きれいな仕上がりと持続性の両方をかなえる技術の研究に着手しました。化学構造のことまで考えながら粉体や原料を探究。すべての粉を、一つひとつ手で触って確かめていったので、当時はつねに指が粉まみれでした(笑)。
フェイスパウダーは、粉の感触が肌にダイレクトに伝わってしまうため、持続性能だけを追求するのではなく、使用感やつけ心地にもこだわりました。最大の特長でもあるカラーの開発では、様々な悩みやなりたい肌印象に応えるため、色とパール剤を組み合わせて100種類以上のカラーを試作し、仲間の研究員たちと実際に肌で試しながら検証を繰り返しました。なかでも「フェアリーピンク」は、この色にたどり着くまでに相当数を試作しています。地道な作業を重ね、“本当に良いと思える仕上がり”を突きつめて厳選した、自信を持っておすすめできる6色です。
『ポアレスフィクサー』は、プリマの下地と組み合わせると何十通りもの“なりたい肌印象”が楽しめます。肌の悩みから選ぶだけでなく、自分に合った、“自分だけ”の組み合わせをぜひ見つけてください。朝のメイクで気分があがり、鏡を見るたびに嬉しくなる。毛穴レス*な仕上がりが夕方まで続くことに、驚いていただけたらなと思います。