仕上がりも、塗布アイテムも、新感覚で新体験*――。「ぜんぶ、受けとめるよ」をスローガンに、ベースメイクにできる“すべて”に挑戦し続けるプリマヴィスタが、10年以上にわたる研究技術を結集して開発した「かさつき肌をカバーするファンデーション」。その誕生の舞台裏を取材しました。
乾燥肌は、肌がかさついてキメが粗くなったり、皮むけが起こることで肌表面に凹凸ができてしまい、ファンデーションが“ムラ”になりやすくなります。また保湿性の高い従来のファンデーションは、伸びのよさやメイク持続において、まだ課題がありました*。かさつき肌のメイク悩みにきめ細かく応えられる商品をお届けするため、2009年から研究されてきた花王の技術を結集、進化させた、新たなファンデーションの開発を目指しました。
かさつき肌にも、いかに「均一」に塗膜を広げられるか。私が考える理想的な仕上がりを実現させるため、剤と塗布アイテムの両方から検討し、しっとり感が持続する花王独自開発原料「つや膜エッセンスジェル」と、肌に低摩擦で塗布できる「クッションローラー」を採用することに挑戦しました。
つや膜エッセンスジェルの配合によって、バームファンデーションなのに軽やかに伸び広がり、うるおいに満たされたようなつや感と密着感が生まれました。さらに、従来のバームファンデーションには配合できなかった*皮脂固化粉体の配合も可能になり、メイク持続が格段にアップしました。一方で、過去に例のない処方でもあり、クッションローラーとの相性も重要となるため、開発は手探り状態でした…。ひと塗りしたときの均一な塗布感やクッションローラーの圧に耐えられる剤の柔らかさなど、機械では測れない感覚的な検証を自分の顔や手で確認し、100以上の試作を重ねてたどり着いたのが、薄く均一に広がりながら、かさつき肌をつや膜で包み込む新技術「バームゲル処方」です。担当してからの3年があっという間だったと感じるほど、がむしゃらに検討を続けた日々でした(笑)。
クッションローラーは、肌に摩擦を感じにくく、表面のつるんとした滑らかさと柔らかさを追求し、取り外して「洗える」設計にすることで、清潔に使い続けられることにもこだわりました。そして完成したのが、この剤とクッションローラーだからこそ叶う、まるで肌に“つや膜を転写”したような仕上がり。重ねるたび、かさつき肌でも均一に、そしてつややかにカバーするローラー美容液ファンデです。
バームファンデーションを使ったことがない方も、使ったことがある方にも、良い意味で想像を裏切る“ギャップ”や“意外性”を感じていただけたらなと思います。保湿感のあるバームなのに伸び広がりが軽いところや、自然なつや肌が持続することに驚き、コロコロとマッサージするようにクッションローラーで塗布できる心地よさにも驚いていただけたら嬉しいです。